空にある
青空に花が咲く
どこからともなく立ちあらわれる
五色の雲が湧く
日の光が踊る
夢を見る夜明け
夢の続きの午前中
白日夢を見る猫の瞳
誰そ彼時に見る逢魔が影
知らぬ間に
現実という名の夢を四六時中見続けてしまった
青い葉陰でうつむくコロボックル
誰も私に気がつかない
白い夢を記す青い万年筆が
見える文字の向こうに見えない文字をつづる
見えない文字を読んでもらおうとして
詩をつれてくる
詩は風を吹かせる
空気のない街に
私の鉛のような手足が一歩一歩前に進むとき
世界はソドムとゴモラのように滅び去る
電信柱がどこまでも伸びていく
世界は一本の電信柱になって
人の意識の闇や光明の中を
どこまでも伸びていく
空にある
ぼくも世界も空にある
(20.6.13.)
